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自立支援型介護を進める中でのリスクマネジメント

第4回「自立支援」改定のポイントと多職種連携

◇ポイント3 事前の情報整理・提供など連携に必要な準備

 例えば、現場があわただしくなるタイミングで十分な準備が整わないまま「外部の専門職」と連携するとなれば、必然的に効率は悪くなります。ただでさえ介護職にとってケアマネジャーや管理栄養士、医師などは「高キャリアの存在」という意識が生じやすく、そこからの気後れが「一方的に指示を受けるだけ」という空気が生まれがちです。ここに準備不足が加われば、「やらされ」感だけが募り、ストレスがかかる割りにスキル向上につながりません。
 一方で連携する専門職側も、相手が受動的であれば、「現場が何を求めているか」についての理解が不十分なまま「やりづらい」という意識が生じてしまいます。これでは、加算取得にかかる意義が双方で揺らぎ、重大なリスクを見落とす危険も高まるでしょう。
 こうした負の状況を防いで加算効果を上げるには、現場のマネジメント強化が必要です。具体的には、現場で収集した栄養・口腔機能や生活機能の課題を「外部の専門職に伝えやすい形」に編集し事前に相手方に提供する、など効率的に助言・指導を引き出せる仕掛けを整えることです。特に重要な課題(例.現場全体で栄養状態が低下している、利用者の多くに嚥下機能の低下が認められるなど)については、リスクマネジメントの委員会で課題分析を行ない、その結果とともに「具体的に求めたいアドバイス」について整理したものをやはり事前に伝えることが求められます。

 こうした体制を築くには、現場のリーダーや管理者による組織内の取りまとめや対外交渉などの能力がポイントとなります。次回は、こうした連携能力の育成に何が必要なのか、そのうえで、多職種連携による「リスク発生から解決に至るまでの道筋」をどうつければいいのかを掘り下げることにしましょう。

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