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掲載日:2019年6月16日
古くから知られている「食べ合わせ」。
有名なところでは「鰻と梅干」「天ぷらとスイカ」など、験を担ぐ意味で避けている人も多いと思います。
これらの食べ合わせは身体に影響があるのでしょうか?
古くから同時に食べてはいけないと言われる「食べ合わせ」があります。
よく知られているものに「鰻と梅干」「天ぷらとスイカ」などがありますが、実はこれらの組み合わせに栄養学的な根拠はありません。
例えば「鰻と梅干」を例にとると、どちらも味が濃いため、白米を食べすぎてしまうことを戒めたり、梅干の酸味で鰻が傷んでいることに気づきにくいためといった生活の知恵だったと言われています。
昔からの言い伝え以外で、よく聞かれるのは「焼き魚+漬物」「ほうれん草+ベーコン」の組み合わせ。
どちらも同時に食べた際に「亜硝酸」が体内で悪さをするといわれています。
ほかに、「にんじん+だいこん」「大根おろし+シラス」なども検索エンジンに引っかかってきますが、いずれも日常的に行っている食べ合わせです。
食経験上からご承知の通り、いずれの食べ合わせも日常的な摂取量であれば、健康被害を起こすようなことはありません。
ただし、「そんなことも知らないの?」と言われてしまうと残念なので、おもてなしの際などは、験担ぎであっても避けるほうがよいと思います。
食品同士の食べ合わせはさほど身体に影響はありませんが、身体のために気をつけていただきたい「食べ合わせ」があります。
それは、「薬」との「食べ合わせ」です。
薬と食事の関係で、注意が必要とされているものは大きく分けて8種類あります。
これらの薬を服薬している場合には注意が必要です。
ただし、同じ効果を持っていても薬によって「絶対ダメ」とされるものもあれば「薬と一緒に食べても問題ありません」というものもあります。また、服用量によってもどこまで気をつければよいかが異なる場合もあります。
上記の薬を飲んでいる場合には、医師や薬剤師に対処方法を確認することをおすすめします。
狭義には「食べ合わせ」とは言わないかもしれませんが、絶対に避けていただきたいことがあります。薬を飲むときの水の代わりに、お茶や牛乳、ジュース、アルコールなど、水や白湯(湯冷まし)以外の飲み物を代用することです。これは、絶対にやめてください。
「お腹の中に入れば一緒だろう?」と思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。
せっかく飲んだ薬が効かなくなってしまったり、思わぬ副作用が出たりすることもあります。薬は必ず、水か白湯(湯冷まし)で飲むようにして下さい。
どうしても水では薬が飲み込みにくい場合には、オブラートで包んだり、服薬補助ゼリーを使うなどして飲みましょう。
薬剤師に相談すると、症状や薬に応じた服薬補助の方法を教えてくれます。少しでも飲みにくいと感じる場合には、薬剤師に確認してみてください。
以上、食品同士の食べ合わせはさほど目くじらを立てるほどのものはありませんが、薬と食品との食べ合わせには注意が必要なものがあります。薬を処方された際には気をつけて下さい。
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